“あなたが私を好きにさせた”
メイサ過激派なスペイン人教師によってスペ語に魅せられた話
A mi me gustas tú.
意味:私はあなたが好きです。
直訳:あなたが私を好きにさせた。
スペイン語で「私は○○が好きです」
だが、その説明を聞いた時、
ん?先生、ちゃんと日本語しゃべって?“てにをは”ちゃんとして??
ってなった。シンプルに意味が分からなかった。先生はスペイン人だから日本語が下手なだけかと思ったし、そもそも「gustar」という動詞が英語のlikeのような「~が好きだ」という意味ではなく「~が好きにさせる」という使役的な意味で、好きな対象が主語になるという発想が理解できなかった。
私があなたを好きなんじゃないの??なんであなたが主語になるの?日本人にその感性ないから全然意味わかんないから!!
そんな風に混乱した私を諭すかのように始めた先生の具体例つきの説明は衝撃的な内容だった。
*
以下、推定年齢38歳(かなり推定)プーさん体型ながらもスペイン人らしからぬ険しい表情を常に浮かべているスペイン人がカタコトの日本語で喋ってるの想像してみてください・・・・
僕はMeisa Kurokiが好き。大好きLOVEです愛してます。
けど、僕には妻がいますし、彼女にも旦那さんがいます。しかも、旦那さん、アカニシくんでしたっけ?とてもイケメンです。それだけじゃないね?歌が上手でダンスも踊れる。演技も出来るらしいね?僕じゃとても敵いません。彼からメイサを奪うことはできない。
だけど、僕がどうしても彼女を手に入れたくなって僕の奥さんを捨てて、メイサの旦那さんを殺しちゃったら、それは誰が悪いと思いますか?
僕ですか?違いますよ、メイサでしょ??
メイサの魅力が僕を惑わせたのが悪い。
僕がメイサを好きになったんじゃなくて、メイサが僕を好きにさせたんです。だって、TVで出会わなかったらそんなことにはならなかったでしょ?
「ちょっ、え、は?!??!wwwww」
って感想を内心に留めて授業中に吹き出さなかった私をどうか褒めて欲しい。
だって、ツッコミ所多すぎてやばくないっすか・・・?
細かくツッコんでいくと・・・
僕はMeisa Kurokiが好き。大好きLOVEです愛してます。
⇒ちょいちょい例文にメイサ登場してたからそれはなんとなく知ってた、うん。そしてさすが情熱の国スペインのご出身。いつもながらに表現が過剰というか過激ですね(まだ通常運転)
けど、僕には妻がいますし、彼女にも旦那さんがいます。
⇒あ、、既婚なことまで把握済みなのね、さすが笑
しかも、旦那さん、アカニシくんでしたっけ?とてもイケメンです。それだけじゃないね?歌が上手でダンスも踊れる。演技も出来るらしいね?僕じゃとても敵いません。彼からメイサを奪うことはできない。
⇒なんと!!!!日本人はメイサしか知らないとか言ってた先生がアカニシくんを把握してる!!!!!イケメンなことも歌が上手いことも踊れることも俳優やってたことも知ってる・・・!!!!!
まさか先生からアカニシくんなんて言葉を聞く日が来るなんて・・・(茫然)
そして、先生、身の程わきまえてんじゃん!よくわかってんじゃん!!そうだよ、あなたの愛するメイサのハートを奪った仁は完璧なんだよ!!!あなたじゃ足元にも及ばないから!!
だけど、僕がどうしても彼女を手に入れたくなって僕の奥さんを捨てて、メイサの旦那さんを殺しちゃったら、それは誰が悪いと思いますか?
⇒いや、ちょっと待って仁殺さないでwwwwさすがに発想ぶっ飛びすぎて笑うwwwし、誰が悪いってそんなの殺しちゃった先生が悪いに決まってんじゃんwww
僕ですか?違いますよ、メイサでしょ??
⇒は?wいやいやそれは言い掛かりにも程があるってばwwww人殺しておいて人のせいにしないでよwちゃんと責任もって殺して!!!!(違う)
メイサの魅力が僕を惑わせたのが悪い。
⇒・・・!!!!!!(言葉を失う)
僕がメイサを好きになったんじゃなくて、メイサが僕を好きにさせたんです。
だって、TVで出会わなかったらそんなことにはならなかったでしょ?
⇒たしかにっっっっ!!!!!!!不覚にも腑に落ちてしまった。
この瞬間、私は雷に打たれたような衝撃を覚え、世界から一切の音が消えた。(んなわけない)
そうか、そうだ…イケメンたちが画面越しに見つめてくるからいけないんじゃん。というか私がジャニーズの沼から抜けられなくなったのって・・・
もとはと言えば爆モテDK演じて魅力振り撒いてたたアカニシくんのせいじゃん??!??(ごく出の永遠の新規です)
「ねえ先生!私と手組まない??仁を手に入れたい私とメイサを手に入れたい先生、私達が協力すればお互いハッピーになれるんじゃない?私とメイサの心を奪った仁がいけないし、先生と仁の心を奪ったメイサがいけないんだもん!」
なんて安直で軽率な考えがまさか一瞬でも過ったなんて言えないから心の奥底に封印しておくけれど。
とりあえず先生の過激な具体例によってgustar動詞の用法は恐ろしいほど理解出来た事と、スペイン人のこの思考回路に感銘を受けたことは事実だ。
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「あなたが私を好きにさせた」
一見すごくシンプルでありふれてそうな一言。
日ごろから似たような発言はTwitterなどでもよく見かける。「○○くんがカッコよすぎるからいけない」とか、「○○が私を堕としにかかってきた」等々・・・。けれど、日本人の感性として発言の根底には「そんな○○を好きになった自分の責任」という思いがあるのだろう。だからこそ、「○○を好きになった」のではなく、あまりに魅力的だった「○○が私を好きにさせた」という感性を持つスペイン人に衝撃を受けた。と同時に、そんな表現をする、まるでヲタク心を体言したかのよくなスペイン語にそこはかと無い魅力を感じたのだ。
スペイン語素敵!最高!!!頑張ろう!(単純ちょろい)
そして!ぜひジャニヲタさんにこの素敵な感情表現を伝えたい!と思い、先生の具体例の衝撃も混ぜながら、ノリと勢いで思わず一本ブログを書いてしまった。
しかも深夜テンション!!只今深夜2時23分!!!223だって!亀梨さんの誕生日じゃん!さすが仁亀!
ごたごた言ったが、とりあえず、結局はこの一言が言いたかっただけなんだ。
A mi me gustas “Johnny's”.
意味:私は“ジャニーズ”が好きです。
直訳:“ジャニーズ”が私を好きにさせた。
※勉強初めて半年程度のスぺ語新規なので、詳しいこと全然わかりません。ただ、軽率に表現方法に魅力を感じただけでその思いを残したかっただけです。スぺ語が出来る方々、適当な事言ってごめんなさい!
¡Hasta la vista , baby! (健人担は是非スぺ語勉強すべき。)