虚像の君に恋をして

憂鬱な明日に魔法をかけて

願掛けと決意表明を込めてピアスを開けた

 

ジャニーズJr.を追うということ

SixTONES担になる決意表明

 ※運動会翌日、4/17の夜に書き始めた記事なのに、完成しなくて気付いたら11日経ってた…。私が過去に抱えてきたJrへの感情とか、覚悟を決めた未来を徒然なるままに綴っただけ。

 

今日(4/17)私は人生初めてピアスを開けた。

ピアスを開けてる人なんてそこら中にいるし、それがどうした、って話だと思う。

けど、ほんとに自分でも引くし生活に支障をきたすレベルで『血』が大の苦手で(大袈裟ではなく文字を見るのも嫌。多分山田さんの吊り橋レベルには苦手)ケガとか採血とか論外で保健とか生物の授業は大騒ぎだったからか、周囲からもまさかピアスを開けるとは思われていなかったらしい。そんな私がピアスを開ける選択をしたのは個人的には一大事だなのだ。

開ける気は一切なかったのか、と言われればそれは違う。アクセサリー大好きだし男性のピアスも好きだし、自分も開けたい願望はずっと持っていた。そしてちょうど1年前くらいから開ける開けると言い続けては、“夏来ちゃったから”“旅行行くから”とずるずる引き延ばしてはタイミングを失ってきた。ただ、アクセサリ―ショップではイヤリングではなくピアスを眺めるくらいにはピアスに憧れてきた。

・・・ただ、開けられなかった。シンプルに怖かった。皮膚に針を貫通させる事実に鳥肌が立った。耳元でガシャンと音がするのを想像するだけで寒気がした。勇気が出なかった。ずっときっかけを探してた。

 

そんな私の背中を押したのは、ドームでAmazing!!!!!!を歌うSixTONESの姿だった。

 

・ 

 

私がSixTONESに堕ちたのは、彼らにまだその名がつく前、バカレア放送時だった。

そのころの私といえば、仁の脱退をまだ受け止め切れずにいながらもYou&Jをゆるゆると追っているような中学生だった。今程事務所担を極めていたわけでも無かったが、好きとか嫌いとか関係なくジャニーズの出ているドラマは全体的に追っていて、バカレアもそんなノリで見始めたドラマの一つだった。ルイス・ジェシー松村北斗という名前くらいは把握していたが、はっきり言ってJr.には興味無かったし大した期待も持たず、AKB×ジャニーズだしとりあえず1話みてつまらなかったら切ろう、みたいな、そんな軽い気持ちだった。…はずだったのに、気づいたら自分と同年代でキラキラする彼らに純粋に憧れを抱いてしまった。お顔が綺麗すぎる京本大我くんに、リアコすぎる松村北斗くんに惹かれてしまった。ドル誌を購入した友人達が、「バカレア組載ってたからあげる」って切り抜きくれるくらいには好きになってしまった。

“しまった”というのは、私が意図的にJr.を避けてきたからだ。仁の件があって、好きな人が目の前から遠ざかる辛さを知って、そのリスクの大きいJr.を好きになっても辛いだけだと思って、Jr.だけには手を出さないと公言していたのだ。

けど、好きになるとそんなこと忘れてしまうもので、ずるずるとバカレアメンを追い始め、他のJr.にも興味を持ち始め、気付けば当時ShadowWESTという関ジュグループに所属していてのちにKinKanのメンバーとなった金内斗柊真くんにも落ちていた。

今までもジャニオタしていたものの雑誌を買おうなんて思って来なかったのに、初めて手を出したアイドル誌は2013年3月号Myojo、北ジェ&KinKanが表紙でJr.大賞で北斗が彼氏にしたい1位を取った号だった。

 

けど、周囲からJrまで手だすのはやめな、って止められていたこともあり、応援する覚悟もできずけど振り切れないままデビュー組と並行してJrをずるずると追っていたある時、柊真が退所した。忘れていた痛みを思い出した。Jr を追う怖さを身に染みて感じた。その日を境に、またパタリとJrを追わなくなった。応援を辞めたわけではない、ただ、必要以上な感情移入は控えるようになった。とはいえBadBoysとか49とかお兄ちゃんガチャとか、そういうドラマは変わらず見ていたし、出てるメンバーの把握はしていた。ただ、それより先には進まなかった。たまにバカレアメンが気にはなるけど、Jr 担達からは“干された”と言われてることしかわからなかったし、もし本当に干されたのならやはりさらに傷つくだけだと思って彼らを気にすることを辞めた。

 

ぼんやりと見ていた少クラで、バカレアメンがSixTONESという名前を得てパフォーマンスする姿を見て驚いた。私の記憶ではリアル高校生だったはずの彼らは色気たっぷりの男性に成長を遂げていた。6人で並んだら常にセンターを割っていた“北ジェ”が、端っこに居た大我と共に“京ジェ”に変わり、圧倒的な美声を掲げていた。完全に追っていなかった時代に何があったのか知り得なくて、喜びと戸惑いが一機に襲ってきた。

けど、KAT-TUN曲やキスマイ曲をわが物のような完成度で仕上げてくるSixTONESの少クラパフォーマンスを見て惹かれるのは不可抗力で、惹かれる本能とJr.は追わないという理性が葛藤する日々を送り始めた。

理性のブレーキが利かなくなったのが2016年の5/23、お友達が誘ってくれてたまたま行った少クラ観覧で、生でSixTONESとしてのステージを、しかもあのD-MOTIONを見てしまったから。

JUMPエイトキスマイとか色んな沼に足を、というか全身を突っ込んでいたしそれぞれに良さがあるしどれもたまらなく好きだけど、ジャニーズという沼に足を踏み入れるきっかけとなったろくーん時代のKAT-TUN への憧れは遺伝子レベルで刻まれていたようで、どちらかと言えばキラキラふわふわキュンキュン甘め要素強めな最近のJr.達のステージの中でひと際異質にギラついてたストの姿を目の当たりにして、Jr.を追っても不幸になるだけだとか、デビューしてから応援しようとか、そういう理性は働かなくなって、本能的に「ああ、私の堕ちるべき場所じゃん」って思った。

 

そこからは、今まで観るだけで残してこなかった少クラを(というか、どんな番組でも録画をわざわざディスクに焼いて残す、という習慣自体がほとんど無かった。)毎週全部録画してDVDに焼いて保存するようになった。ストが出てる雑誌の記事はすべて目を通すようになった。追ってなかった空白の時間を取り戻すかのように、過去の雑誌を読み漁り、ガムシャラの動画などを見漁った。

 

けど、だからといって“SixTONES担”になる決意が固まった訳ではなかった。そこまでする熱量をもってるなら担当を名乗ってもよいのではないか?とも思われるかもしれないが、私にとってデビュー組を応援するのとJr.を応援するのはやはり簡単には越えがたい大きな壁があった。大袈裟かもしれないが、Jr.を追う事による自担を目の前から失うリスクの大きさに対する不安は計り知れなくて、そのことを考えるだけで吐き気がするほどだった。だから、そんな私は「デビューしたら追う。それまでは見守る」というなんともズルいスタンスで応援することにした。

 

だから、サマステも少年たちも行かなかった。(サマパラは行ったからバックの慎樹北は見てるが)

 

けど、だけど、「見守るだけ」なんてそんな都合の良いこと、私のおバカな脳じゃこなせるわけがなくて、BeCrezyみてたら、この星のHIKARI見てたら、IN THE STORMみてたら、ストの生パフォーマンスを観ずには居られなくなって、ストに会わずにはいられなくなって、本能のままに新橋演舞場に足を向けたのが今年の2/22

一切のネタバレ無しで入って、新曲のAmazing!!!!!!を見て、鳥肌が止まらなかった。初めて聞いたし、歌詞もみてなかったし、新衣装だし、ダンスかっこよすぎるし、情報量が多すぎて全部か聞き取れなかったのだけど、

“夢はまだまだだが 強く勝ち抜く”

“絶対裏切らないから”

“抱きしめて 離さないよ 覚悟しろよ”

 

っていうメッセージに涙があふれた。彼らの本気が伝わってきて、強すぎる思いに心臓を掴まれた。

この時点でもう後戻りはできなくなった。

ここまで強い想いを受けて応援しないわけにはいかなくなって、よし、スト担を名乗ろう、デビューしてからとかじゃなくて今からちゃんと向き合おう、って決意した。

 

 

同時に、何があっても受け入れる覚悟もした。つもりだった。

けど、それはあくいまでも“つもり”でしかなくて、公演後のノリと勢いに過ぎなかったことに気づかされた。

…というのも、その翌日にTravisJapanの仲田拡輝くんの件を知った。

ジャニショに行ったら仲田くんの写真が売り切れになってて、何事かと思ったらクリエの出演者に名前がないことを知った。

無所属の存在への儚さと危うさに対する危機感は常に持っていた。

ただ、彼は無所なわけじゃない。TravisJapanのメンバーの一員として雑誌だって公演だって一定で何かしらの仕事は得られる状況にあるし、人気も知名度もそこそこのはずなのに。私は特別彼のファンだったわけではないが、ショックが隠しきれなかった。

グループに所属するメンバーに何故か安心していた面があって、けどJr. である限り無所だろうがグループに所属してようが同じリスクを抱えているというノーマークだった事実を突きつけられ、前日に決めたはずのストへの覚悟はあっけなく揺るいだ。

 

そんな臆病な自分に嫌気がさしつつも、Jr.に感情を向けることにつかれて応援しない覚悟も応援する覚悟もできず、ただ「好き」という曖昧な感情を抱えたままJr.祭りの横アリ公演に入ったのが3/26。

スト担、として入ったわけじゃない。ジャニーズに対して「興味の無い」人なんていないのだけど、より好きで応援しているすとらぶじゃを中心に見に行った。(団扇はらぶすとを買って、フォトセは北斗大我顕嵐うみしめを買った)

「掛け持ち」と呼べるのかはわからないけど、誰か一人を応援している人よりは好きが多いから、そのぶん多く楽しめた公演だったと思う。ただ、心底楽しかったのと同時に多くの事を考えさせられた。

今までデビュー組を掛け持ちしてきたからあまり弊害を感じたことは無かったけど、Jr. の世界はもっとシビアだった。らぶとらじゃが揃ってデビュー、なんて現実甘くなくて、どこか一途に好きになって感情もお金も誰かひとりに懸けるのがきっと正しいJr.担のあり方なんだろうな、って気づかされた。

らぶとらじゃみんな好きだけど、好きの重さをはかったら確実に一番はストへの思いが大きい私は、スト担として生きるのが応援する彼らに対して一番良いファンの形だし、そうあるべきだ、と思った。

 

 

ここまででも何度“スト担”になろうとしたかわからない。

 

ただ、この時点でもJr.が抱えるリスクへの恐怖心には打ち勝てなくて、さらなる「好き」を積もらせながら、4/8、たまアリのJr.祭り追加公演に入った。

 

2月の東西に比べて目に見える形でクオリティを上げてくるAmazing!!!!!!を見て、ストへの好きが募らない訳がない。デビューについて考えずにはいられなくて、好きが溢れて一周まわってJr.を、ストを追う事への息苦しさも覚えた。毎日のように、ステージでライトを浴びるストを夢に見るようになって、ベッドについた瞬間眠りに落ちれて且つ短時間で上質な睡眠をとれることだけが取り柄のような私の眠りが浅くなった。ストに心を向けるとメンタルを消費するので、それからの一週間、昼間は週末に訪れるジャニーズ大運動会のことだけを考えて過ごしすようにした。

 

 

そしてついに訪れた4/16、デビュー組もJr.も網羅して好きな私にとって夢のような運動会が始まった。

 

ロバ丸のまさかのハルカナ約束選曲に初っ端から涙が出てきた。

新年ぶりのJUMPちゃんはJr.に負けず劣らず相変わらず綺麗だった。

早くキスマイツアーに入りたくて夏の訪れが恋しくなった。

2/1の幸せすぎたお渡し会を思い出してえびが愛しくなった。

天使のようなセクゾちゃんを拝んでGWは横アリに通えることの幸せを噛み締めた。

なうぇすとぶりのWESTさんはやっぱり迫力があってカッコよかった。

予想通り上田陸上部が参戦して、嶺亜に会えた。

無所だからいつどこで会えるか分からない森継くんが来てくれた。

幸せポイントを挙げればキリがない。

 

けど、すべて終わってドームを出た時、私の心を埋めていたのいはただ一つ、

SixTONESのドームコンサートに入りたい”

という想いだけだった。

競技後のパフォーマンスタイムで見たAmazing!!!!!!は、東西よりも横アリよりもたまアリよりも少クラよりも輝いて見えた。物理的にはどの会場よりも遠かったし、ドームは外野側あったから正面から彼らを見れた訳じゃない。それでも十分すぎるくらいに彼らの本気が伝わってきたし、ドームをSixTONES色に染めていて他担さんを圧倒してることを感じた。

舞台も即席だし、十分に照明器具があるわけでもない。それでもメンカラ歌詞の部分でその照明に染められたドームに鳥肌が止まらなかった。

歓声はキンプリの勝つんだWINの方が大きかっただろうし、悲鳴は那須くんの「Byakuya(吐息)」のが多かったかもしれない。

けど、贔屓目でしか見れてないけど、Jr.の他のどのグループよりもドームが似合ってたのはSixTONESだった。1曲、たった数分だったけど、あの一瞬だけはドームは彼らのものだった。

色んな会場でデビュー組のいろんなコンサートを見てきたけど、グループによって彼らに合う(魅力がより伝わる)会場というのがそれぞれにある事を常々感じている。(超個人的な意見だけど、エイトもキスマイもアリーナよりドームがいいし、JUMPはドームよりアリーナがいい。ほんと私観だから苦情は言わないでね

常々SixTONESはドームのグループだな、とは思ってきたけど、運動会で確信した。

SixTONESはドーム魂をすべきグループだ。

 

会場からでて熱気に包まれたままのドームを眺めた時、今までストについて考えた時に生まれるモヤモヤとした感情はすっかり消えていて、スッキリとした心の中に残ったのは

SixTONES担として、彼らと一緒にドームに行こう”

という覚悟だった。

 

今までだって彼らを信じて無かった訳じゃない。けど、それでも目の前から居なくなるリスクに怯えてたことを考えると、どこかで信頼しきれていなかったのだろう。

けど

“絶対裏切らないから”

っていうんだから、

“抱きしめて 離さないよ 覚悟しろよ”

って言葉を信じてみようかなって。

ファンが信じないでどうするの、って。

 

彼らがドームへ行く、デビューをする力に、わずかでいいからなりたいと思った。 

 

こんなの検討はずれなエゴでしか無いけど、私自信が何か変わることで彼らの将来にも動きがあるんじゃないかって、何かせずにはいられなくなって、この行動に出た。

 

ピアスを開けよう。

 

覚悟決めたつもりでいながらも何度も流してしまったストへの覚悟をもう流さないように、形に残そうって。彼らのデビューへの“願掛け”として何かしたいって、そう思って思い浮かんだのがピアスを開けることだった。

 

ストを応援しよう、と想いながらもリスクを恐れて先延ばしにしていたのと同じように、ピアスも開けたいとおもいながらも痛みを恐れて先延ばしにしてきた。

だから、これを機にそんな自分と断ち切ろうって。

 

そんな勢いで、運動会の翌日の早朝、授業前にピアスを開けてきた。

 

目を閉じて“SixTONESデビュー”って心の中で唱えた。

バチンって音が脳にまで響いた。

痛みは一瞬で、目を開けると両耳には“これから何色にでも輝けるように”って選んだ小さな透明の“原石”が輝いていた。

 

 

今まで「担当」という概念を持たずに生きてきた。

いや、持たなかったわけではない。かつては「赤西担」だった。ただ彼の脱退へのトラウマが大きすぎて、「担当」という概念を放棄して、「担当」を絞らず投資先を増やすことで“何か”がおきた時のダメージを分散させようとしてきた。

事務所担だからってそれぞれへの愛が軽いわけじゃない、むしろ深いし重いからこそ、「誰が、どのグループが一番」って決めないことで平等に深い愛を注いできた。

なんというか、一夫多妻ならぬ一妻多夫的な?笑

 

そのスタンスを変えるつもりはない。エイトとかJUMPとかキスマイとかセクゾとかえびとか、今まで好きになってきた人たちに興味がなくなることは無いから彼らへの投資ももちろん続ける。ただ、

今後“担当”を聞かれたら“事務所担”ではなく“SixTONES担”って答えるだろう。

 

中途半端な気持ちじゃ好きを貫けないから。

それくらいにストへの気持ちが膨らんでしまったから。

 

なにより、喜びも苦しみも成功も失敗も全てを彼らとともに受け入れるSixTONESの当事者でありたいから。

 

 

穴をあけて帰宅した夜、光の当たり方によっていろんな色に輝くクリスタルのようなファーストピアスが映る鏡を眺めながらそんな事を考えた。

 

今日も私は透明に輝くピアスを見る度に“SixTONESデビュー”って呪文のように呟きながら、「スト担」としてのアイデンティティーを認識している。

 

ファーストピアスが取れるころには、SixTONESの現場が決まっている未来が訪れていますように。

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[あとがき]

…ってあれ、どうしてこうも長文になるんだろう。さらっと書くつもりがまた8000字を超えてしまったし、まったくまとまりの無い文章になってしまった。自分でも何が言いたくて書き始めたのかわかんないし軸がブレすぎてテーマがどこにあるのかも不透明すぎる。作文なら評価はFがつく。

けど、SixTONESを好きになった遍歴振り返れたし、Jr.への恐怖みたいなものも断捨離できてよかった。彼らへの決意とリアルタイムな感情を文章起こせてよかった。

 

自己満足の塊みたいな文章をここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

 

P.S.そして読み返して思ったけど、ある意味これって「担降り」宣言のブログなのかもしれないね。